無料版でも良かった!Gemini × Googleドキュメントで「1日以上かかる資料作成が1時間」になった話
【みんなのAI活用 vol.003】かたこりくん|理学療法士
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KEITOと一緒にAI活用を学ぼう!
「みんなのAI活用」は、いろんな業種・職種・プライベートのAI活用を、KEITOと一緒に学んでいくシリーズです。
現場でしか出てこないリアルなAI活用事例を集めていきます。
今回のゲストは、SNSフォロワー19万人の富山で働く理学療法士かたこりくんさん。
病院の環境で使える無課金のGeminiを使って、病院の新規事業立ち上げに必要な資料作成を、Geminiで一気に効率化した事例を紹介してもらいます。
かたこりくんのプロフィール
北陸の病院で理学療法士として働き17年目。普段は外来患者さんのリハビリを担当し、病院外ではアスリートのケアに携わる活動も10年以上してきました。今は子ども(小学生)の通うサッカークラブのボディチェックや応急処置などを行っています。
Q. 今回はどのようなAI活用を紹介してくれますか?
KEITO:
かたこりくんさん、本日はよろしくお願いします。さっそくですが、今日はどんなAI活用の事例を紹介していただけるのでしょうか?
かたこりくん:
よろしくお願いします。今日お話ししたいのは、普通なら叩き台をつくるだけでも一日以上かかるような作業を、AIを使ってたった一時間で終わらせたという話なんです。
KEITO:
一日以上が一時間ですか。どういう場面で活用されたんですか?
かたこりくん:
理学療法士として中堅の私は、院内で新規事業の立ち上げを任された際、資料づくりにAIを活用しました。全国の病院のリサーチに加え、少し苦手な上司への企画案や報告書といったかしこまった文書の作成まで、AIに手伝ってもらいました。
そして、使ったのは病院に導入されている無課金版のGeminiだけなんです。
KEITO:
無料の範囲でそこまでできるというのは、ハードルがぐっと下がりますね。
かたこりくん:
そうなんです。普段AIをまったく使わない医療職の方でも、課金せずに今日からそのまま真似できる方法だと思います。
KEITO:
なるほど。具体的な手順を教えてください。
無課金版のGeminiで
かたこりくん:
すみません。病院の事業のことで具体的な内容は口外できないので、例を挙げて紹介させていただきます。
STEP 1:Geminiを開いて聞きたいことを準備する
ポイントはここだけ
聞きたいことはなるべく明確にする(例は「STEP2」で紹介します↓)
AIには使用制限があるので、調べること・聞きたいことは事前に考えおくと良い(無課金は使用制限が早い)
STEP 2:AIにおすすめの聞き方
ぼくが事業について調べた時の一例を紹介します。
病院で新しく「高齢者向けの転倒予防・フレイル予防教室」を立ち上げることになりました。
目的は、地域住民の健康寿命を伸ばすこと、退院後の患者さんの再入院を予防すること、病院として地域貢献につなげることです。
全国の病院や自治体で、似たような取り組みをしている事例を調べてください。
具体的には、以下の項目で整理してください。
・どのような事業内容か
・対象者は誰か
・実施頻度はどのくらいか
・関わっている職種は何か
・費用は無料か有料か
・病院側のメリットは何か
・企画するうえで注意すべき点は何か
最後に、この病院で実施する場合の企画案も作ってください。こうやって聞くと、ただ情報を集めるだけではなく、
「自分の病院でやるならどうするか?」まで一気に考えてくれます。
もちろん、AIの回答はそのまま信じるのではなく、出てきた病院名や事例は必ず自分で確認します。
ただ、ゼロから調べるよりも、最初の方向性を作るスピードはかなり上がります。
STEP 3:結果をGoogleドキュメントやWordに流し込む
次に、Geminiにこう投げます。
上記の内容をもとに、病院の上司に提出する企画書の形にまとめてください。
構成は以下でお願いします。
1.企画名
2.企画の背景
3.目的
4.対象者
5.実施内容
6.実施体制
7.必要な準備物
8.想定される効果
9リ.スクや注意点
10.今後のスケジュール
文体は、病院内の上司に提出しても違和感のない、丁寧でかしこまった文章にしてください。これを入れると、企画書のたたき台が一気にできます。
さらに必要であれば、
この内容をGoogleドキュメントに貼り付けやすい形で整えてください。とか、
もう少し上司向けに、硬めの表現にしてください。と追加でお願いすれば、かなり実務で使いやすい形になります。
こんな感じで、最初のリサーチから企画書のたたき台づくりまでをGeminiで進めました。
もちろん最終的には、自分で内容を確認したり、病院の事情に合わせて修正したりする必要はあります。でも、何もない状態から一人で作るよりも、最初の土台があるだけでめちゃくちゃ楽になります。
KEITO:
これはかなりリアルですね。
AIが全部やるというより、最初の調査、整理、企画書の骨組み作りを一気に手伝ってくれる感じですね。医療職の方に限らず、社内企画や報告書づくりでもそのまま応用できそうです。
Q. これでかたこりくんの仕事はどう変わりましたか?
KEITO:
すごく簡単そうですね。
今回のAIの使い方をし始めてから、何か変化は起きましたか?
かたこりくん:
AIを使えば、1日かかる仕事が1時間で終わります。しかも自分で調べるよりリサーチの幅が広く、資料としての見やすさも段違いです。
「AIはすごい」という話は耳にしても、実際に使ったことのない人はまだ多く、私の上司もほとんど触れたことがありませんでした。
そんな状況で1日分の仕事を1時間で片付けると、評価されるのはAIではなく「AIを使いこなす自分」のほうです。手軽に「シゴデキ感」を演出できました。
KEITO:
良いですね!
AIって難しそうなことをしてるってイメージが強いですが、もっと簡単に考えても良いような気がしました。
かたこりくん:
そうですね。今回は職場の環境上、無料版のGeminiに縛られていましたが、それでも十分なんですよ。
KEITO:
ありがとうございます。勉強になりました。
ではでは、今日はかたこりくんさんから『無料版でも良かった!Gemini × Googleドキュメントで「1日以上かかる資料作成が1時間」になった話』をお伺い致しました。
もっと沢山のAI活用を知りたい人へ
「みんなのAI活用」では、こうやって日本全国のリアルなAI活用を一人ひとり集めていきます。
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次回もお楽しみに。
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KEITOさん!この度はコラボ、ご紹介ありがとうございます。
AIは普及していますが、「わたしには難しくて使えない」と触ることに抵抗を感じている人は多くいます。無課金でも、現場で使えると仕事効率が上がる方法はいくらでもあると思います。
その事例のひとつの参考になれば幸いです。
かたこりくん、KEITOさん、非常に実践的で素晴らしい活用事例のシェアをありがとうございます。
日々、病院の事務長としてマネジメントに携わっていますが、医療現場では「新しいことをやりたいけれど、資料を作る時間もノウハウもない」という壁にぶつかるスタッフが本当に多いです。
だからこそ、かたこりくんがご自身の頭の中にある構想や条件を、あそこまで具体的にプロンプト(要件定義)として言語化してAIに渡せていることが、本当に素晴らしいと感じました!これだけ要点が整理された精度の高いたたき台があがってくれば、提出される上司の方も非常に助かるはずですし、すぐに建設的な議論や意思決定に入れますね。
「AIを使いこなす自分が評価される」という本質的な気づき、多くの現場スタッフに届いてほしい事例です。